□本場筑前博多織の袋名古屋のなかに「ふくれ織り」という織り方の帯があります。
楽庵では、この帯を、名古屋仕立てにするのではなく、帯の両端を「三つくけかがり」するだけで、締めて頂く帯をお作りする事があります。
□昔、ゴブラン織といって、普段着使いの帯として、よく、箪笥の中に丸まって入っていた帯とおんなじ・・・です。
最近、このゴブラン帯を、お持ちになって「うちの母親ったら、ぼけてたのか「仕立てしてない帯が、いっぱい箪笥に入っていて」などと言いながら、「かがってくれませんか?」と・・・。
ちょっと〜〜、違いますって!それで使って正解なんですよ!なんて、お話しする事もしばしば・・・。
ありゃりゃ・・・、またまた、話がそれちゃった。なんか、僕は、いつも「着物の事をいろいろ、お伝えしたくて」話が脱線しちゃうので・・・・、すみません!
□今回の博多「ふくれ織」の帯で締めたのが、このカットです。
(本日、仕上がりを引き取りにこられて、店長澤田に締めてもらって「喜んでお帰りになる姿」をパチリお写真頂きました・・・。)
□お太鼓の帰しの部分も全部使っているので、仕上がりの長さが、一丈二尺五寸から一丈三尺くらいのタップリした長さなので、こんな素敵な「おとなの変わり結び」が出来てしまうのです!!
□これで締めた「おとな文庫」も大奥の着物のようで素敵なんです。
□さらに、嬉しい事に帯のポイントが出来て、そこに目がいくので、「お尻が小さく見える」という二次的効果もあるのです!!
もちろん、ふくれ織りなんで、どんなにギュッと締めてもシワも戻るし、
□□名古屋仕立てに仕立て直す事も・・・、
□□裏地をつけて袋帯にする事も・・・・、
□□全部かがって、半巾帯にする事も・・・・・と、こんなにお得な帯は、無いと思います!!
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あなたもいかが・・・でしょうか!?