今日は、朝一で、お姉さんの結婚式に出席する弟さんの着付けのお手伝いをさせて頂きました。
先日、Facebookページ(https://www.facebook.com/KimonoRakuan/?pnref=lhc)で、
今日お召し頂いている紋付羽織の進捗をUPさせて頂いておりました羽織が、コレ!
毘沙門亀甲の地紋のお召生地に、
自分の名前にちなんで、藤井絞りの「鶴」の額裏に、
陽向須賀縫いで江戸紋の「下り藤」を、五つ紋入れて!
今日は、親族としての清掃なので、羽織紐も、今、もう手に入らない正絹の篭打ちで!
長着は、ChulThaiの板場染め(京都で染めているので、「江戸小紋」とは、敢えて言わない…。)の
「行儀」の単衣。
(本当は、彼自身のは、「畳」という柄の江戸小紋なのですが、袷衣で仕立てていたので、
今日のあまりの好天の天気なので、僕(楽庵代表の児玉)の単衣を着ていただいたのですが…。
たまたま、彼とは、ほぼ寸法が一緒なので…。)
袴は、人間国宝の「甲田綏郎」精巧仙台平の御召袴を、
京都の名人の袴仕立士の河尻先生に仕立てて貰ったもので…。
正直、20代とは思えないバッチリ決まった感じですよね!
実際、彼は、本当に着物が好きで、
海外に行くときも、必ず着物を持って行って、現地で着る位なので、
今回も、普段でも着れて、だけれど、本当に正装としても恥ずかしくなく、
いずれは、自分の結婚式の披露宴でも、着れる着物をってことで、
このようなコーディネイトに!
和装に持つバッグも、ChulThaiの残布で、京都の「菱屋」さんでオリジナルで作り、
草履も、浅草の本革の型押しに、お揃いのChulThai の誂え鼻緒で!
この草履の何が凄いかというと、まずそこの革の厚みが、通常の1.5倍~倍くらいあり、
凄くクッション性があり、疲れないという代物で!
久々に、充分にこだわって、贅を尽くした仕事をさせてもらって、
僕としても、本当に満足いける内容で、なによりだし、
本人の自身に満ちた表情・風情が、何よりで…、
久々に、呉服屋冥利に尽きる内容です。
新婦のお姉さまのお色直しの「引き振袖」のお手伝いもさせて頂いてますので、
そちらも、後日、UPさせて頂きます。
新婦のブーケも、楽庵のお客様で、西東京でかなり大きく花屋さんをされている豊田さんと
打ち合わせして「生花」で、今日の披露宴でお披露目という事で、
昨晩に、ご自宅の方にお届けしてくれたって、ご報告もありました。
今日は、もう一人、男の子のお客様も、結婚式という事で、そちらも、少しお手伝いさせて頂き…、
なんにしても、本当に、こうした御目出度いことのお手伝いをさせて頂くことは、
本当に、うれしい事です!
おっと、これ書いてたら、FBメッセンジャーに、「無事、終わりました!」って、報告が…、
お二方から…。
後日、また、これを肴に、皆で、飲むのが楽しみだな…。
最後に、今回、これが実現できたのも、藤井さんや紋屋さん、お仕立て屋さんなど、それぞれ、
皆様にご協力いただき、本当に「特急」で、仕事して頂いたお陰もありましたので、
ご報告かねて、記事UPさせて頂きました。
きもの楽庵 児玉哲也