今はもう作れない 江戸組 綾高麗の「絵羽」の「直付け羽織紐」

今回ももう今では組めなくなってしまった江戸組の直付けの羽織紐で「綾高麗の絵羽」の手組羽織紐をご紹介させて頂きます。

82歳まで組まれていてもう引退された「田中シゲ子」さんが組まれていたもので、一つの組紐で2種類の組み方で組んだ非常に珍しいものです。

こちらは、羽織紐として結ぶと絵羽の図柄が出てくる貴重な組の羽織紐です。

こうした羽織紐は一人一つの組み方をするもので、その方が引退されるともう組めなくなってしまうものも数多くあるものです。

着物好きならこうした手組みの羽織紐も一つ使って頂きたく思います。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

手作りの 籠バッグいろいろ「山葡萄」「胡桃」

今回は、着物や浴衣、そして普段のお洋服にもお使い頂ける「山葡萄」や「胡桃」の編んだバッグについてご紹介させて頂きます。

こうした籠バッグは形や大きさ、組み方によって色々なものがあります。

きもの楽庵では着物に合わせてお使いになる方が多いもので、なるたけツルッとした表皮のものを扱わさせて頂いております。

通常よくある網代組や沢革の乱れ組やちょっと難しい組み方の六角編みや梅をデザインした六角や紫陽花のようなデザインの六角編みしたものや素材自体が「胡桃」を使ったものなど色々な種類があります。

胡桃は山葡萄より軽くて艶があり色も少し黒っぽいです。

年々こうした天然素材のものは少なくなっていきますし、こうしたものは使い込むほで、手の油で艶が出て良くなっていきますので、早めに入手されると良いと思います。

こうした山葡萄のような籠のものにはお手入れも蜜蝋などを使われると良いと思います。(お手入れ方法は 蜜蝋(ミツロウ)を使った 籠バックのお手入れ方法→https://youtu.be/-ZY0Nio6Iwo で紹介させて頂いております。)

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

 

今はもう作れない夏物の 江戸組「綾竹流水」の羽織紐

東京の東長崎にある平田組紐さんで、紹介された非常に珍しい夏物の羽織紐を入手してきました。

通常、紳士の羽織紐というのは夏冬関係なく使うものなのですが、こちらは夏の羽織に羽織紐が重たくなりすぎないように透けた夏物を作ったもので、今はもう組めない物で、全て入手してきました。

こちらの羽織紐は「綾竹流水」というもので89歳で引退された「渡部 タケ」さんという方だけが組まれていた物です。

うちでは、基本的に直付けの物をお勧めするのですが、こちらは、細い糸で組む関係上、管を使います。

平田先生の組紐は全て純国産の「ぐんま200」という糸で組まれているので、非常に締め心地もいいです。

今、手組みのいい羽織紐は非常に貴重になってきていますが、やはりこうしたものを使うだけで、着物姿もとても変わるものですので、是非、一度お使い頂けましたらと思います。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

 

藤本染芸謹製 手染 全通両面 正絹半巾帯

きもの楽庵で正絹の塩瀬や変わり塩瀬の生地に八王子の藤本染芸さんに染めて頂いた帯を紹介させて頂きます。

こちらは、型絵染や木版染めで有名な作家さんに全通で染めて頂いているので、名古屋帯は勿論、半幅帯や裏生地をつけると袋帯にもなります。

今回は半幅帯として作らせていただきましたが、両面全く違ったイメージでまた長めの半幅帯なので締め方で色々楽しんで頂けると思います。

帯芯も絹芯を使わせて頂いているので、軽くて変わり結びをしても復元力がとても良いので使いやすいです。

こうしたお洒落な帯も良いのではないかと思います。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

極 希少品! 山葡萄の長財布

今回はちょっと珍しい「山葡萄」の長財布についてお伝えさせて頂きます。

山葡萄はとても丈夫で使い込む程に艶が出て味が出るいい素材です。

今回はバッグを作る山葡萄より少し柔らかいもので編んであり、中は本革で作られた長財布になっています。

ヘリはしっかり強化してあり、長くお使い頂けると思います。

こんなお洒落もまた着物好きには良いのではないでしょうか。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也