【楽庵 社長 ブログ】博多で締める「おとなの変わり結び」

本場筑前博多織の袋名古屋のなかに「ふくれ織り」という織り方の帯があります。

楽庵では、この帯を、名古屋仕立てにするのではなく、帯の両端を「三つくけかがり」するだけで、締めて頂く帯をお作りする事があります。

昔、ゴブラン織といって、普段着使いの帯として、よく、箪笥の中に丸まって入っていた帯とおんなじ・・・です。

最近、このゴブラン帯を、お持ちになって「うちの母親ったら、ぼけてたのか「仕立てしてない帯が、いっぱい箪笥に入っていて」などと言いながら、「かがってくれませんか?」と・・・。

ちょっと〜〜、違いますって!それで使って正解なんですよ!なんて、お話しする事もしばしば・・・。

ありゃりゃ・・・、またまた、話がそれちゃった。なんか、僕は、いつも「着物の事をいろいろ、お伝えしたくて」話が脱線しちゃうので・・・・、すみません!

今回の博多「ふくれ織」の帯で締めたのが、このカットです。

   (本日、仕上がりを引き取りにこられて、店長澤田に締めてもらって「喜んでお帰りになる姿」をパチリお写真頂きました・・・。)

お太鼓の帰しの部分も全部使っているので、仕上がりの長さが、一丈二尺五寸から一丈三尺くらいのタップリした長さなので、こんな素敵な「おとなの変わり結び」が出来てしまうのです!!
これで締めた「おとな文庫」も大奥の着物のようで素敵なんです。

さらに、嬉しい事に帯のポイントが出来て、そこに目がいくので、「お尻が小さく見える」という二次的効果もあるのです!!

もちろん、ふくれ織りなんで、どんなにギュッと締めてもシワも戻るし、

名古屋仕立てに仕立て直す事も・・・、

裏地をつけて袋帯にする事も・・・・、

全部かがって、半巾帯にする事も・・・・・と、こんなにお得な帯は、無いと思います!!

あなたもいかが・・・でしょうか!?

++====++====++====++====++====++====++====++

  

【楽庵 社長 ブログ】5月29日「呉服の日」のお話会の報告!

正直、昨日はヘトヘトに疲れてしまい、報告も出来ずで・・・・。

初めての試み、そして、突然「arecole編集長の細野さん」のご参加と・・・

それにしても、今回は、なぜか、業界の方が多くいらして、本当に必死にノートを取って頂いたりと・・・・。

正直、僕の中では、いつも、個別のお客様に話している事なんですが・・・、こんな僕の話って、必要とされているのかって、改めて考えさせられる事がありました・・・。

なかでも、驚いたのが、「細野編集長」が聞きながら、メモをとり、写メして、ガンガンとfacebookにUPされていた事(後で、こんなに逐一UPされているんだと驚いた次第です)。正直、一番食いついてられた??

「株式会社 きもの楽庵」のfacebookページ(http://www.facebook.com/KimonoRakuan)と「児玉哲也」のfacebookページ(http://www.facebook.com/tetsuya.kodama.733)に、シェア掲載しましたので、ライブ感を感じて下さい・・・・!

今日から、「呉服の日」第2弾スタートです!!是非、お店に足を運んで下さい!!

最後に、お忙しい中ご参加頂き、UP頂きました「細野編集長」に感謝です。

以上、取り急ぎのご報告で!

 

【楽庵 社長ブログ】これが本物のウコン染め!?

京都の荷物が待ち遠しい・・・、朝でした。

とっ、届きました!「本ウコン(鬱金)の衣装包みの風呂敷」!

あれれ、今まで良くNET通販などで見かけるものは、もっとオレンジ色のような・・・、

そうなんです。今まで見かけていたものは、染料で染めたもので、「本当のウコン(鬱金)で染めるとこんな色なんです。(そう、そういえば、ターメリック・カレーの色は写真のような黄色ですよね。)

本物を探していたんですが、

なんと、楽庵のお仲間の京都「藤工房」さんが自社で染めているとの事で当社もジョイントさせて頂く事になりました。

サイズも105cm四方なので、しっかり着物の入った「たとう紙」包めます。

あなたの大事なお着物ですので、「天然の防虫効果」で大切にしてください。

店頭で販売しておりますので、是非、ご覧になって下さい。

========================================

本ウコン染  御衣裳包み布

この御衣裳包み布は、ウコン染は昔より御衣裳の虫除けに最適とされた本ウコンで染め上げた高級手染め製品です。このウコン染め包み布で文庫紙(たとう紙)に納めた御衣裳を外から包んでタンス等に納めることで、ウコンの香り・成分が大切な御衣裳を虫から保護します。

染  鬱金 100%    生地 綿100%   寸法 105㎝×105㎝以上

=======================================

【楽庵 社長ブログ】素敵なご夫婦 来店!!

[ 津軽塗りの下駄]

本日、ご来店のM夫妻のお履きもの・・・。

ホント、この写真からも素敵な関係がにじみでている・・・と。なんか、言葉では古くさくなるかもしれないが「me o to」(メオト)って感じが・・・。

履きものって、正直、「真の着物へのこだわり」を感じさせる物だと思う。

実は、この「津軽塗」昨年末に、僕の「足フェチ」仲間の履物屋さんが、津軽で廃業される履物屋さんがあるっていう事で、12月末の寒い中、青森まで飛んでいってGETして来てくれた「津軽塗の台」にそれぞれ「お気に入りの鼻緒」をチョイスして挿げたもの。

春の暖かさのなか、下駄の風情もとてもおしゃれ・・・と思う。

「日本の夫婦」って感じが、また素敵!やっぱり、「日本」って素晴らしいなあ・・・と改めて感じる。

そして、なにより、当店への気遣いもあるなあ・・・と、心から感謝です。

※今日のお召し物・・・ご主人「白根沢織物の紬」 奥様「本場大島の無地(血赤)」

 

【楽庵 社長ブログ】毎日の大事な作業

着物屋さんの仕事は、お客様に販売したものや仕立て直しなどで受けた着物のお仕立ての手配や、染の手配、紋入れや生き洗い、染み抜きなどのした作業の手配など・・・、本当に多岐にわたるものです。

どんなに、良い着物を扱っていても、最後の加工が駄目ならすべて台無しです。

お料理で言えば、材料が良いのは当たり前で、そのように調理するか、盛り付けは?どのタイミングでお出しするかに依って、お客様を最高に喜ばせる事にも、また、がっかりさせる事にもなるのと同じです。

写真は、ある日の「きもの 楽庵」での1シーンです。

店長と僕が、お染め替えを頼まれたお客様の染め上がりをチェックして、仕立てに回すようにしているところ・・・。店長のお客様でしたので、色の上がりを僕が確認しているのだと思います。

染め上がりのチェックは、ドキドキするものですが、お客様の喜ぶ顔が見えるときもあります。

++====++====++====++====++====++
東村山の着物屋・きもの楽庵
Twitter  、 Facebook もやっています!
++====++====++====++====++====++