こだわったオリジナルの草履を作りながら、
皆さんどうして、高級な革靴のお手入れはされても、
和装のお履物の場合は、それがないんだろうか?と疑問になって・・・。
ならば、「お履物お手入れセット」も作って、
大切に履き続けていただこうということで、作りました。
基本のものは、
①ステインリムーバー
②モイスチャライザー
③ベネトレイトブラシ(豚毛)×2
④楽庵オリジナル本ウコン履物保管袋
こちらが、とても重要なもののみ、セットしました「お手入れセット」をオリジナルで作りました。
履き心地に大きく関わってくる底革の手入れは、非常に重要です。
表面の革の汚れ落としばかりしていて、意外と底面の革はおざなりにしてしまうものです。しかしながら、和装の履物の場合、底面は「本革」がほとんどです。
もし、洋装の履物で、底も本革のものなら、ちゃんとお手入れするでしょうし、
特に雨などで濡れたら、絶対にお手入れしているはずなのに、
なぜだか、和装の履物の場合は、「良く、乾かして・・・。」なんてことで終わっているのが現状です。
これってなんかおかしいな?と思って。また、自分自身、本革の底のものを履いていて、最初は、クッション性がいいのだけれども、使っているうちに次第にそれが失われていくのは仕方が無いことだと思っていました。
しかし、こうしたお手入れセットを使ってちゃんとお手入れしていると、
革も、最初の油分を失わないので、ずっと履き心地が良いままなのです。
そりゃそうですよね・・・。人間の肌だって、お手入れをちゃんとしていれば、カサカサしなくて、潤いがあり、ハリも保てるんですものね。
同じことですよね・・・。
というわけで、まずは、底面の汚れ落としに使うのが、
このステインリムーバー。
それを塗り込むために、一本のベネトレイトブラシを使って・・・。
そして、潤い保湿の役目のモイスチャライザークリームを塗り込む。
こちらにももう一本のベネトレイトブラシを使って・・・。
そして、抗菌、防菌、防虫効果のある、楽庵オリジナルのこの本ウコン「渋木の本ウコンの履物入れ」に入れて、保管してください。(この本ウコン履物入れについては、『大切なお履物を保管する専用の「ウコンの履物入れ」を作りました!http://rakuan.jp/archives/3743』で、詳しくご紹介しています。)
こちらのラックパテントを使用してください。
そして、もしカビが生えてしまったり、下カビ防止のためには
こちらのモールドクリーナーシート(皮革製品用防カビ&除去剤)を
使ってみてください。
大切なお履物をいつまでも快適にお履き頂き、一生物として使って頂くために、
ぜひ,お手入れをしてください。
文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也