綿紅梅!

落語「紺屋高尾」
わちきは来年の二月十五日に年季が明けるから、女房にしてくんなますか?」と、花魁・高尾太夫に言われたのは、神田にある紺屋の染物職人・久蔵。
江戸時代には神田川に近い紺屋町は中型染めの中心として知られていましたが、東京でも今では数えるほどになってしまいました。

中型とは、小紋より少し大きめの柄をさします
反物半反(約6.5メートル)の長さの張り板を使い、一反に30~40回、型置きをして染めていくのが長板中型染めになります。

今回紹介するのは、浴衣ばかりでなく、夏の着物としても楽しんでいただける
鈴木染工 長板本染中型 綿紅梅「豆汁引き 藍染」です。

藍染というと、浴衣をイメージされる方が多いかと思います。
もちろん浴衣として着ていただいてもその魅力は十分堪能できるのですが、今回は“衿付き”の夏の着物のコーディネイトを2つ、紹介します。

帯は両方とも羅の帯ですが、1つ目は西陣2つ目は博多にしてみました。

まずは1つ目のコーディネイト。
羅の袋名古屋帯と、小判型の吾妻下駄をあわせてみました。


 

  

2つ目のコーディネイトは、
羅の袋名古屋帯と、きもの楽庵オリジナル 国産 本うるし スクエアのめり下駄をあわせてみました。


 

1つの着物でも、帯や小物で、こんなにも印象が変ります。

ご紹介した反物の他にも綿紅梅や絹紅梅も揃えておりますので、週末にでもぜひ、ご来店ください^^

格子状に太い絲を織り込んだ生地に型染めした生地を“紅梅”と言いますが、
“紅梅”の語源をご存知ですか?
紅梅は、凸凹を意味する“勾配”から名付けられました。
太さの太さの異なる糸を組み合わせて織ることで、生地に凹凸が生まれることからきています。
この凸凹のお陰で、汗をかいた肌でも肌触りがよく、快適に過ごすことができます。
それに素材は綿です!
麻の襦袢にすれば、汗をかいてもご自宅の洗濯機で洗えることもできます♪

きもの楽庵ではお仕立てに40日いただいております。
今から仕立てても、仕立あがりは7月の末くらいになってしまいます。
“一ヶ月しか着れないのか・・・・”では無いんです。
8月“一ヶ月も”この着物を堪能できるんです!
ぜひ、今年の8月は
鈴木染工 長板本染中型 綿紅梅「豆汁引き 藍染」
をご堪能下さい^^
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