楽庵オリジナル お家の洗濯機でじゃぶじゃぶ洗える小千谷紬の「極鮫」江戸小紋

過日、小千谷の紬の広幅で、紳士物の江戸小紋を染めさせていただきました。

以前、女性物の小千谷紬でお染めした小千谷紬の江戸小紋をご覧頂いた男性のお客様が、紳士物で作りたいというご注文を頂き、作らせていただきました。

正直、きもの楽庵で頼りにさせていただいておりました小千谷の大新織物さんが廃業されてしまっていますので、生地探しから始めさせていただきました。

そして、生地を手に入れて、それを江戸小紋の職人さんの金田朝政先生に染めていただきました。

小千谷縮とは違う節のある紬の風合いがなんとも言えない風合いがいい感じです。

こちらも勿論、お仕立て上げたままお家でジャブジャブ洗っていただける物です。

そしてこの生地は、小千谷縮と同じような縮の縮加工をしてもらっているので、なんとも言えない風合いです。

以前、小千谷縮でお話ししたワインと同じように出来てから少し寝かせておいた方がいい風合いになると思います。

今回の小千谷の紬も降りたてなので、少し縮がきつい感じがしますが、真水で洗いをくり返して頂きますと、いい風合いに落ち着いてくるともいます。

最近は、やはり、お手入れ含めて自分でお家で洗えるものがとても人気があります。正直、生き洗いと呼ばれる着物の洗い方は、石油系溶剤半分と水半分で洗いので、やはり真水で洗ったほうが、いい風合いになっていきます。

材木なんかもそうですが、真水で洗った方が風合いは良く保たれます。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也