過日、突然にK様から、頂戴物をしました。
そして、午後には郵便で、直筆の巻き紙のお手紙まで・・・。
(さすが、茶道を長くされ、ご主人様が事業をされている奥様の奥の深さを、まざまざと感じさせられた思いです。)
決して、自慢ではなく…、身の引き締まる思いがした物で、書かせて頂きました。
僕の実家は、木場の材木屋の末っ子だった僕の母が、
一度途絶えてしまっていた実兄の「伊勢 松坂」の呉服屋を、再興したいと母が42歳の時に興した呉服屋です。
次男で腕白だった僕は、「呉服屋を継ぐという気持ち」など全くなく育ったのですが、母親が良く言っていた言葉は、当然のように耳に入るわけで・・・。
「呉服屋は、玄関から入り客間にあげて頂き商売させて頂くの。」
「それだけ、信用されている仕事だからこそ、責任も重大なの。」と・・・。
母のその時の年齢は、とうに超えている今、そうした自分に成れているのかを
改めて自分に問うきっかけの頂き物の気がして・・・。
日本文化・・・どうのこうのと言える自分では無いけれど、
「お客様に信頼される」そんな呉服屋ではありたい・・・と。
先日、あるお客様から頂いたお言葉。
「もしかしたら、私や社長の先祖は、江戸時代の田舎の村人だったかもね・・・」とも・・。