【きもの楽庵】小千谷ちぢみの本麻の着物地で作った鯉口シャツ!

それは、本当にサラリと涼しい鯉口シャツ!

それは、今から5年くらい前に、本当に小千谷縮がお好きなお客様から、
小千谷縮のドレスやアロハシャツを作ってくれないか?とのお問い合わせを頂いたことから、始まりました。

本場物の小千谷縮の生地を使って、お洋服を作る。
その後、大工さんをされている方から、やはり、この小千谷ちぢみで、
お仕事に使う鯉口シャツを作ってくれないかと・・・。

もともと、この鯉口シャツは、袖周りを腕にピチッと合わせることから、
皮膚を保護してかつ作業に支障が出ないように作られたもので、
職人さんやテキヤのお兄さんなどに、よく使われているものです。
なので、作業的には良いですが、袖周りから風を通すことはできにくい構造で…。
なので、小千谷縮のような素材で作ると、その快適さは格段に良くなります。

そして、最近、又、そのことを書いた楽庵のホームページの生地をお読みになられたお客様から、鯉口シャツのご依頼を・・・。

折角だったら、ちょっと洒落たものを…ということで、乱縞のやたら織りの
吉新織物さんの小千谷ちぢみの反物から、写真のような「鯉口シャツ」を作りました。

実際に、コチラを着られると本当に、サラッとして涼しく、たとえ、汗をかいても、すぐ乾くので、本当に気持ち良いと…。

大工さんや植木屋さんにご注文頂くのですが、今までの木綿の鯉口と違って、
本当に心地よいので、仕事の能率も上がると喜んで頂いております。

最近、洋服メーカーさんの化学繊維のサラッとした素材と違い、
やはり、天然素材は、その性能と気持ちよさが持続するとおっしゃって頂いております。
地や縮の素材は、たくさん扱っている楽庵ですので、これからもなにかございましたら、ご相談くださいませ。

文責-きもの楽庵 代表 児玉哲也

 

【きもの 楽庵】今年、小千谷初デビューのCOUPLE!

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今朝、一番で、旦那さんの着付けをさせて頂きました。
(奥様は、もちろん、ご自身でお着付けされて、お越しになられました。)

こちらのCOUPLEは、こんなにお若いのですが、実は、ご夫婦で、お子様もいらっしゃるんです。

春頃でしたでしょうか、奥様がお一人でご来店されて、小千谷ちぢみをお気に召して頂いたのが、 楽庵との始まりで…。

ここのところ、お着物に凄く関心を持たれて、
いろいろなところに見に行ってらっしゃるとの事だったのですが、
実は、寸法の事で、ちょっと、上手くいってなかったようで…、
うちが、アドバイスさせて頂いたのが、お付き合いいただくきっかけでして。

その時、ご主人様も同席されていて・・・、やっぱり、僕も「小千谷ちぢみ」を作りたいって、 おっしゃって頂きまして…。

実は、○吉の花織の小千谷を、ご自身でお選び頂いて物は、目下、御仕立て中でして。

今回は、丁度、着物を見に行くっていう事で、奥様が出来上がった小千谷を着たいとおっしゃられて…、「折角だったら、僕も着たいな・・・!」って、いう事で、
僕と寸法がそんなに変わらないので、 僕の小千谷をお召し頂いています!

本日のような、蒸し暑い日は、まさに、小千谷ちぢみ最適な日でして…。

 

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お二人、仲良くお出かけになりました!

大人のデートのお手伝い…!

うらやましいな…。 素敵な時間をたっぷり過ごしてくださいね・・・。

【きもの 楽庵】いよいよ、本日スタートです! 

2015年 決算セールスタートします!

きもの楽庵【半期決算セール】 期間:2月20日(金)~3月8日(日)まで

毎回のことながら、本当に前日まで、準備に追われ「今回こそ、これで完璧!」というスタートを切りたいものですが、当日にWEB発信している始末で…、すみません!

でも、なんとか、みなさんののご期待に添えるようにと…、頑張って居るのですが…。

今回は、2月という事で、日数も少ない月なので、メンバーさんへの「内見会DM」と「折り込みチラシ」の同時スタートです!!

まずは、新聞折込のチラシがこちら・・・。

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2月って本当に盛り沢山になってしまうのです・・・。

まだまだ、実質的には、一番冷え込んで寒いのですが…、
小千谷の新作や本染め浴衣の新作も続々、入荷してきますし・・・、
何しろ、今では、定番人気商品になりました
『4月~10月まで使える小千谷平麻襦袢』
(実際のところ、うちの店長はじめ、スタッフは一年の2/3はこれですし、私(児玉)など、男性のお客様は一年中コレ!!)は、
『水入れ(縮まないように最初に地入れしておく事)』などがありますので、
2月中にはお決めいただかないと、4月から御召いただけ無いもので・・・。

更に、3月のお彼岸前ということもあり、「紋付や喪服」のご相談会、
お正月や成人式に御召頂きました「お着物のお手入れ相談会」と…、
本当に盛りだくさん!

是非ぜひ、楽しみにいらして下さい。

【きもの 楽庵】御年75歳の着物初デビュー

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先日、何気なく・・・、「甚平か浴衣でも・・・。」と、ふらりと立ち寄られた際に、
名古屋に持ち帰るために、最終の着付の練習をしていたTsuruちゃんが、

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「小千谷ちぢみと角帯」をいとも簡単に着こなしているのを見て、一念発起した佐藤様。
「あんなに若い子が着こなしてるのを見たら、僕もできるかな??」って、
ちゃんと、反物から選んで、「小千谷の麻襦袢」「綿麻備長炭」を、
マイサイズで別誂え仕立てをしました。
息子さんが「茶道」用にと求められたものの、着なくなって譲り受けた小物のなかの角帯を
「折角だから、息子のためにも締めてやろうかなあ・・・。」と、角帯で。

本日、仕上がりを引き取りに来られて、数十分の練習をして、ご自分で着られた姿がコチラ!
人生経験がものをいうのでしょうか!?長年、着こなしているよな風情。

今、きもの楽庵では、きもの男子(紳士?)が、急増中なのですが、
なんか、「連鎖反応」と言いましょうか、お店に来られている全く見ず知らずの男性の着姿を見て、
「僕も着ようかな?」という、ほんとに嬉しい広がりがあります。

ただ、少しだけ共通点が・・・・。

人生の節目だったり、突然の病からの復活等々、ちょっと、大変な思いをした方が、
なんか、「この着物の良さ」に気づいてくれる事が多いように思います。

コチラの佐藤様も「心臓のバイパス手術」をされていて、「命がなかったかもしれないんだ・・・。」

「75歳で着物初デビューだよ!」って。

ちなみに下のお写真は、選ばれた時の記念写真をパチリ!
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そう、日々、ただ追われていて、本当は身近にあるのに、
その良さに目を向けて居なかった自分がいるなあ・・・って、ちょっとでも思われた方が、
「着物」に興味持ってくださっていると・・・。

先日も、初の小千谷デビューをされた誠太朗さんが、こんな事を・・・。
「陽射しが強くても、少しだけでも吹く『風が感じられたんですよ』!

そして、その心地よさを感じる事ができたんです。」と・・・。

不思議ですよね。着物、特に夏場は「小千谷などの麻や上布」を着ると、
洋服では感じることが出来なかった「ほんの些細なこと」を感じれるんです。
そして、「その些細なことに感謝出来る」そんな経験が出来るんです。