【楽庵 社長 ブログ】博多で締める「おとなの変わり結び」

本場筑前博多織の袋名古屋のなかに「ふくれ織り」という織り方の帯があります。

楽庵では、この帯を、名古屋仕立てにするのではなく、帯の両端を「三つくけかがり」するだけで、締めて頂く帯をお作りする事があります。

昔、ゴブラン織といって、普段着使いの帯として、よく、箪笥の中に丸まって入っていた帯とおんなじ・・・です。

最近、このゴブラン帯を、お持ちになって「うちの母親ったら、ぼけてたのか「仕立てしてない帯が、いっぱい箪笥に入っていて」などと言いながら、「かがってくれませんか?」と・・・。

ちょっと〜〜、違いますって!それで使って正解なんですよ!なんて、お話しする事もしばしば・・・。

ありゃりゃ・・・、またまた、話がそれちゃった。なんか、僕は、いつも「着物の事をいろいろ、お伝えしたくて」話が脱線しちゃうので・・・・、すみません!

今回の博多「ふくれ織」の帯で締めたのが、このカットです。

   (本日、仕上がりを引き取りにこられて、店長澤田に締めてもらって「喜んでお帰りになる姿」をパチリお写真頂きました・・・。)

お太鼓の帰しの部分も全部使っているので、仕上がりの長さが、一丈二尺五寸から一丈三尺くらいのタップリした長さなので、こんな素敵な「おとなの変わり結び」が出来てしまうのです!!
これで締めた「おとな文庫」も大奥の着物のようで素敵なんです。

さらに、嬉しい事に帯のポイントが出来て、そこに目がいくので、「お尻が小さく見える」という二次的効果もあるのです!!

もちろん、ふくれ織りなんで、どんなにギュッと締めてもシワも戻るし、

名古屋仕立てに仕立て直す事も・・・、

裏地をつけて袋帯にする事も・・・・、

全部かがって、半巾帯にする事も・・・・・と、こんなにお得な帯は、無いと思います!!

あなたもいかが・・・でしょうか!?

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