【きもの楽庵 児玉】今年の夏の浴衣も今ならお仕立て間に合います

今年のゴールデンウィークは、前半が意外に涼しく、どうなるのだろうか?
なんて思っていたら、最近は、30度を超える日々が続いております。
今年の夏も、暑さが予想されます。
着物に興味をお持ちの方が、最初、入り口として御考えになる「浴衣」ですが、
着付けを覚えるにしましても、サイズの合っていないプレタの仕立て上がり浴衣は、着づらいもの…。
女性の身丈(着物の長さ)は、おはしょりがあるので、なんとかなるとは云うものの、既成品は、裄(手の長さ)を出すのに、肩幅と袖幅をほぼ同じにしているので、「抱き」といって胸のあたりがガバガバになるし、衿もはだけやすくなります。
まして、紳士の男性浴衣は、対丈といって、おはしょり無しで着るものだから、
尚更、慎重にピッタリのものは探せない物。
また、購入するとき、長さがちょうど良くても、洗濯するとツンツルテンなんてことも‥‥。
また、若い男性で、身長が高く細身の方など、プレタではガバガバの身幅ということに!!
時間に余裕がある今だからこそ、自分のサイズにぴったり合って、洗濯しても、縮むこと無く、着崩れしにくい浴衣を御召しになられる事をおすすめします。

涼しい麻混のものや、軽くて風合い良く涼しい「絞りの浴衣」や、
本藍染で、下に襦袢を着て、夏の着物風に着れるものまで、
色々な生地を揃えておりますので、ぜひ、見に来てください。

↑浜松の「注染」本染めの浴衣

↑今年も人気のはんなり「源氏物語」

↑「源氏」大人っぽいすっきりした しじら生地も・・・。

↑「万華鏡」のような華やかさが人気

「雪花絞り」の浴衣!紳士でもカッコよく目立ちたい方には人気です。

↑「江戸小紋」のもとになる涼しい勾配生地に染めた「長板中形」の浴衣は凛とした美しさが・・・。

↑同じ「長板中形」でも、本麻の生地などに染められたものがこちら・・・。

 

↑無形文化財「長板中形」の両面異型といいまして、両面違う型紙で染められたもの。
ちらりと返ったときも素敵ですし、基本、大きな柄と小さな柄の組み合わせですので、後々、仕立て直して「なが~く」使える本藍染の浴衣。
「本藍染」は時間とともに、藍が枯れていい色になってきますので、
本当に何十年と御召しいただける浴衣です。
←両面違った柄で染められているのが見えますでしょうか?

↑軽くて涼しい「有松鳴海」の

絞り浴衣。

【男物浴衣】

↑無地感の織物の浴衣生地なので
ユニセックスで男女兼用ですので、【ペアルック】にされる方も・・・。

←シボ立ちの生地感


↑紳士らしい大胆な柄も・・・。

こちらも、両面染めのものもございます。

せっかくでしたら、自分のサイズにピッタリの浴衣お仕立てしてみませんか?

【きもの楽庵】みんなのデートのお手伝い・・・!

夏って本当にワクワクするシーズンですよね!

いくつになっても…、海の碧さや、山の碧、そして、花火…、やっぱり浴衣が似合う…。

東京は、先週の隅田川、昭和記念公園、荒川の花火大会、横浜みなとみらいの花火大会と、
浴衣のイベント目白押しで、沢山のお客様がいらしてます…。

そんななか、いろんなご相談とか、お願いがあるもので…。
YouTube見ながら、本見ながら…、浴衣途中まで着たけど、上手にいかないって、飛び込んでくる方や、帯結べないから、付け帯なら簡単にできるんですか?とか…。

でもね…、子供なら、仕方ないかな?って思うけど、
やっぱり、大学生とか、社会人になると、やっぱり折角なんだから…、
だって、大抵は、好きな彼氏や好きな子と、花火を、見に行ったりってことなんだから、

最高におしゃれさせてあげたいなって・・・、思うわけで…。

で、ついついお節介ごころが、ムラムラってわいてしまって…。
(だって、もう、あんなにドキドキできる青春には、戻りたくても戻れないので…。)

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このお写真の結菜ちゃんも、昨日、お母さんと一緒に浴衣用の帯を買いに来られてたんだけど…、
自分で着て行かなきゃならないから、帯結べないので、「ポリエステルの作り帯」を買おうとしていて、
「色目これであいますか?」って聞いてくるもんだから…、
折角なんだから、「結び方」教えるから、自分で、結びなよ!それに、化繊じゃなくて、
麻とか正絹ならば、羽根もピンと張って、「粋な色気」バッチリなんだって教えたら…、

「すっごく素敵!おとなの女って感じ!」って、
チョー感動してくれたんだけど・・・、

自分で着るのは、やっぱり自信無いって言うから、
「明日だけは、着せてあげるから…、キメッキメッで、行きなよ!」って伝えると
スッゴク、喜んで!
その今日の着姿がコチラ!

写真撮ってあげても、もう、自然と笑顔がこぼれて…。

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浴衣もいろいろ持ってられたけど、正直プリントものじゃなくて、
こういう注染のしっかりした国産の方が良いよって、あえて、この浴衣を選んで!

なんと、おばあちゃまが着物好きで、お母さんのために作ってくれた浴衣らしくて、
「親子2代で着るんですよ~!」って、
ちょっと、親孝行してるみたいで、

とっても、うれしそうで!

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こっちの彼は、おじいちゃん・おばあちゃんに連れられて…、浴衣一式買いに来られて…。
最初は、「簡単に結べる帯」なんて言って、ワンタッチを買おうとしてたから、
お店で、着方・帯の結び方を何回か教えて、自分で着てみたのが、コレ!

初めて…って思えないほど、バッチリ決まってるでしょ!
ムラ揚げより大分低い位置で結ぶよう教えて…。

一番喜んでいたのが、実は、おばあちゃまかな?
折角だから、一緒に写真を撮りましょ!っていうと、

おばあちゃまも、最初はちょっと、ハニカミながら、
でも、とっても喜ばれて…。

彼も優しい笑顔になって…。
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こんな、お手伝い出来て、「しあわせのおすそ分けしてもらえって」
喜んでもらえる仕事って、他には無いなって、
本当にありがたいもんです!