【きもの楽庵】二本歯の塗下駄の傷や欠け防止には、本革を下駄につける

こちらは、先日、YouTubeの楽庵チャンネルをご覧いただき、京都からお越しになられたお客様にお納めしました津軽塗の下駄の底面。

ご自身のお好きな江戸小紋の残裂で鼻緒を作ってすげさせていただいたもので、
そちらのお客様は、あまり下駄は履き慣れないので、傷を付けてしまいそう…トのことで、「津軽塗」だし、大切に長く尾は気になられたいとのことで、
つま先の裏にこうして本革を付けてお納めさせて頂きました。

お気に入りの下駄などは、こうした補強をしておかれると長くお履き頂けます。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

【楽庵 社長ブログ】素敵なご夫婦 来店!!

[ 津軽塗りの下駄]

本日、ご来店のM夫妻のお履きもの・・・。

ホント、この写真からも素敵な関係がにじみでている・・・と。なんか、言葉では古くさくなるかもしれないが「me o to」(メオト)って感じが・・・。

履きものって、正直、「真の着物へのこだわり」を感じさせる物だと思う。

実は、この「津軽塗」昨年末に、僕の「足フェチ」仲間の履物屋さんが、津軽で廃業される履物屋さんがあるっていう事で、12月末の寒い中、青森まで飛んでいってGETして来てくれた「津軽塗の台」にそれぞれ「お気に入りの鼻緒」をチョイスして挿げたもの。

春の暖かさのなか、下駄の風情もとてもおしゃれ・・・と思う。

「日本の夫婦」って感じが、また素敵!やっぱり、「日本」って素晴らしいなあ・・・と改めて感じる。

そして、なにより、当店への気遣いもあるなあ・・・と、心から感謝です。

※今日のお召し物・・・ご主人「白根沢織物の紬」 奥様「本場大島の無地(血赤)」