【きもの楽庵】お家で洗濯できる!本場大島紬に染めた「極鮫」の江戸小紋と「極の毛万筋ー竹節」完成!!

本場大島紬の白生地に染めた「極鮫」の江戸小紋と「極の毛万筋」の竹節が染め上がってまいりました。
配色的には、江戸時代の色の再現という事にこだわって、少しくすんだ色目にさせて頂きました。
聞くところによっては、江戸時代は、灯りが暗かったもので、鈍色と呼ばれる燻んだ色目が、綺麗に見えたとの事。
いわゆる「お歯黒」という文化なども、江戸時代の明るさゆえに綺麗に見えたとの事です。
えも言えぬ「凛」とした面持ちを醸し出しています。

 

早速、店頭でお客様にご覧頂きましたところ、皆さん口を揃えて、
大島紬とは思えないその滑らかでしなやかな「風合い」にビックリされます。
それは、染める工程で、何度も水入れして、又、江戸小紋独特の染め技法である「蒸し」という工程で、染めつけますため、
そんなに高額では無い今回の大島の白生地が、まるで、160亀甲や200亀甲の様な風合いになっております。
茶道をされているお客様が御覧になられても、
「これでは、紬だからと言って茶道で使えないとは言えない風合いだ。」と
おっしゃられてました。

柔らかくてしなやかで腰があるということは、
その風合い着心地は勿論の事、「皺にもなりにくい」という利点もございます。
さらには、お家で❗️それも洗濯機でジャブジャブ洗えるとなれば、
こんな快適なフォーマルシーンでもカジュアルシーンでもお召しになれる快適な着物です。
袴をつければ、お茶会はもちろんのこと、さらに羽織をはおれば、結婚式にでもお召し頂けると思います。
正直、大島と言うツルっとした生地に「江戸小紋」を染めるというのは、
作家さん曰く、小千谷で江戸小紋染める以上に大変で、
極など細かくなればなるほど、生地への糊の食いつきが悪く、
型染めで置いた糊がポロポロ取れてしまいやすいそうです。

また、大島という記事の特性からも、染めて「水もと」する際の折れジワが付きやすく、かなり神経使うとの事で、事実、楽庵でも最初の反物は、難が出てしまい、商品には出来ませんでした。
この大島紬の江戸小紋には、かなりの可能性が含まれていると思います。
長着は勿論の事、塵除け 、コートや羽織り、防水加工して雨コートなど色々な使い道があると思います。

何より、本当にしなやかで艶のあるその「風合い」に
是非、触れに来てください。