こちらは、白木の桐台ののめり右近の台に、
楽庵オリジナルの鼻緒をすげさせて頂いた下駄で、
石川県のU様のご依頼で誂えさせていただきました。
横からの写真ですと、右近型がよく分かると思います。
鼻緒に使ったこの生地は、今は無き、京都の高垣織物さん(菱屋六右ェ門さん)の
「幽玄織」という二重紗を1枚の織物で織った特殊な生地で、
角度により色変わりする織物です。
下駄は履き慣れないとのことで、底側全面にゴムを張って、
滑りにくく、傷がつきにくくしてあります。
浴衣や夏着物は勿論、紬などでは、冬物でも合わせられますし、
爪革をつければ、雨や雪でもお履き頂けます。
石川県のU様、喜んで頂けると良いなあと思っています。
文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也