意外な盲点 着崩れしない男着物 着付けのコツ タゴマリ編

きもの楽庵の YouTubeチャンネルでよくお話ししている「着崩れしない着物の着方」をご覧いただいて皆さんにも実践して頂いているのですが、意外とそのコツがご理解いただいていないので、そこのところを重点的に説明させていただきます。

まず、締まり良く苦しくないきもの楽庵オリジナルの無双の伊達締めで骨盤の凹みの位置でキチッと2回、からげるだけだけで止めます。

この無双の伊達締めで締めたら、必ず、襦袢の襟先を持って左右に引っ張り、そして一番重要なコツがこの伊達締めより下の足の方向にお腹辺りに余っている着物の生地を無双の伊達締めの下に引っ張ってお腹の周りをすっきりと襟まわりはピタッと体についている状態にすことがとても大事です。

これで一日着物を着ていて着崩れしなくなります。

たったこれだけですがとても重要なことです。

そして角帯もこの骨盤の凹んだ位置に締めます。

よく着物の本などにある腰骨の位置では高すぎてしまいます。

この位置の体の奥が昔よく言う「丹田」となります。

ここで結んでいると、胡座(あぐら)をかいたり、しゃがむなでと立ったり座ったりを繰り返しても帯が上がってきてしまうなどの気崩れがまったくおきません。

本当に簡単なことですが、伊達締めの下に余分な生地を引っ張っておく事と角帯の結ぶ位置はとても大事なコツです。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

 

楽庵オリジナル 血赤の色変わりする小千谷縮が仕立て上がってまいりました。

血赤の角度によって玉虫色に色変わりする着物が上がって参りました。

経糸と緯糸の色を変えることによって色変わりする色気のある着物です。

うちでよくつけている洗える正絹の色の意識当て布も色気のる色でお作りしました。

紳士でも色気の有る素敵な着物です。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

 

楽庵オリジナル 型紙から彫った「髑髏ドクロの江戸小紋と襦袢」が仕立て上がってまいりました。

きもの楽庵をよくお使い頂く神奈川の刺繍の先生から、ハロウィーンに着るために髑髏(どくろ・ガイコツ)の江戸小紋が欲しいと言われて、型紙から彫ってもらった江戸小紋が仕立て上がって参りました。

また、その髑髏の柄も漫画に出てくるような髑髏がいいとご指定いただき彫らせていただきました、

今回のものはお仕立て上がったままお家でお洗濯できるように洗える仕様で、生地は本場大島に染め付けています。

大島は非常に密度が高くなっているので単衣でも冬にお召しいただいても空気の層ができて、暖かくお召しになれます。

お襦袢も浅見さんの菱上布に同じ髑髏の江戸小紋で染め付けしたもので、こちらもお家でジャブジャブ洗えます。

この髑髏の型紙も意外と難しく、普通に彫ると髑髏の顔の中の眼などが抜けてしまうので型を2枚彫って使う意外と大変なものです。

それと、この型紙は、楽庵オリジナルで他の方にお染することも許可いただいておりますので、ぜひお染めください。

またこの髑髏の江戸小紋を白山紬の生地に染めて、裏生地も同じ白山紬で通し裏にすることで、袷衣でお家でジャブジャブ洗える着物も製作中ですので、楽しみにしていてください。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

 

 

 

新しい雪駄を下ろす前にしておくと 長持ちするお手入れ方法

本畳の雪駄はもちろん、少し丈夫な竹網代の雪駄でも有効な僕が自分でしてきた方法です。

御用意頂くのは、木工用ボンドで有名なコニシさんのもの。

こちらを水で解いて2倍希釈ぐらいにしてもらって、痛みやすい雪駄のヘリに塗っておくと丈夫になります。

これを乾いたら塗るということを繰り返すと、かなり丈夫になります。

これは新品で下ろす前にやっていただいても良いですし、すでにお使い頂いている雪駄でも試していただきたいと思います。

通女お使いいただいている雪駄は、鼻緒をのところに厚紙を丸めて、入れておくといつも最初のように吐きやすく保管できます。

保管は箱にむき出しで入れておくのが良いと思います。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

 

 

 

裾捌き良く着やすい 型染めの綿縮み

小千谷にある「紺仁(こんに)」さんが作る長板中型の型染をした綿縮みのもので、手軽に本格派の染めを楽しめる物です。

染めは全て長板の和紙の型紙を使った手染めで、生地は裾捌きの良い縮みになっています。

顔料で染めているのでパリッとした風合いでサラサラしているので長いシーズンお召しいただけます。

盛夏(7・8月)を除いて一年中お召しいただけます。

そんなには大量生産していないので、ぜひお試しいただけるとよろしいのでは無いかと存じます

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也