【きもの楽庵】同じものは2つと無い墨流し染めの綿・綿麻着尺

昨年、お知り合いになり、小千谷や正絹の大島などでも染められるとのことで、
新しいオリジナルを作っていただこうと思っていたのですが、
そうこうしているうちに、今年のコロナ騒ぎで、
時間がかかってしまったのですが、
先日、落合の高橋先生の工房に小千谷縮の白生地を持って、
お邪魔してきました。

色々と作品を見せて頂き、その中で、浴衣地や綿麻に染めたものを少し仕入れしてきました。

元々、先代の頃は、引染めをされていたとのこと、高橋先生自身も、友禅染や墨流し染め、弟さんは、更紗などの型染めも出来るとのことで、何でも染められる工房なんです。

楽庵でお世話になっています金田先生もよくご存知で、金田先生が一番ビックリされていたのが、フリーハンドで、絹地に万筋を手描きで描かれるのにはびっくりされたとおっしゃられる鬼才の先生です。

こちらの左の墨流しなんか、何か龍が立ち昇るような雰囲気にすら見えます。

墨流しは、12mの水槽に染料を入れて作った模様を一発で染めるもので、
同じものも作れませんし、失敗は許せない染なんです。

今、小千谷の麻生地でオリジナルを染めていただいているので、
染め上がってまいりましたら、又、ご紹介させていただきます。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也