【きもの楽庵】着物の帯位置のムレ防止に「ヘチマ帯板」!!

こちらは、ヘチマを圧縮した帯板です。
ここのところ、人気のヘチマの帯枕に合わせて、この「ヘチマの帯板」も大人気です。

ヘチマ類の小物というと、夏物の時にだけ使うと思われると思いますが、
女性の着物の帯枕の下や、お腹周りの帯の下は一年中蒸れるものですので、
皆さん、一年中、こちらを愛用されています。

中は見えないのですが、天然ヘチマを圧縮して、外側をさらっとした綿でキルトしてあります。

そして、楽庵では、ベルト付きをおすすめしています。

と申しますのも、着物を着終わってすぐに帯板をすることにより、
帯と着物の間に、結界(けっかい)を作ることにより、帯を湿気から守る意味と、
着物痛の方は意外と、着物と帯の色が反対色のハイコントラストな着方をされることが多く、その場合、よく起こるのが、薄色の着物に濃い色の帯を締めると、
汗で湿気て蒸れることにより、色落ちが生じたり、擦れて色移りが
起きやすくなるので、それを防止するために「ベルト付きのヘチマ帯板」で
結界を作るのです。

こちらの商品は、日本製でしっかりした作りなので、押し洗いも出来ますので、
本当に便利です。

文責ーきもの楽庵 代表 児玉哲也

【きもの 楽庵】オリジナル 小千谷の襦袢の進化系

 紳士は、これが一番楽!!小千谷の半襦袢とステテコ

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楽庵では、定番的に人気の小千谷ちぢみの半襦袢・ステテコも、
最初は、真っ白なものだけだったんです。

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でも…、やっぱり、白だと、寅さんのタコ社長みたいだなってんで、
色物をメーカーさんに作ってもらえるように、交渉したのですが…、ツレナイお返事で・・・。

ここで、俄然、人がやらないならば、うちがやらねば!ってんで、
いっその事、小千谷縮でも一番好きな「吉新織物」さんの着物地を潰して、
作っちゃおう!ということに!

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仕立も、最初は、どこが一番良いのかなあ?というので、3社の縫製屋さんに無理言ってお願いして
完成したのが、最初のお写真の「色物」の半襦袢・ステテコです。

小千谷の半襦袢は、きものから作り直すことも出来ます。
僕は、4月から10月いっぱいくらいは、「小千谷ちぢみ」を着ますので、
毎年3~4枚は作るのですが、仕事の性質上、正座をすることが多いもので、
小千谷の着物のちょうど膝のところが、白っちゃけるように擦れてしまうのです。

  

↑こんな感じに、丁度、膝のところが擦れてきてしまうので、

擦り切れて破れてしまう前に、袖のついた上部で、半襦袢を作るのですが、
前身頃・後ろ身頃の裾部分だけ生地が余ってしまうので、
「袖なしの半襦袢」を作っています。
それが、こちら↓

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コレが意外といい感じで!!
袖が一枚無いだけで、すっごく涼しいのです。
着物の構造上、脇の汗は丁度、身頃部分で吸ってくれますし、
真夏のお着物、浴衣などでも下に着ると、とっても涼しいし、
何より、衿があるだけで、ちゃんとしているように見えるのです。

それに、着物としてさんざん着た後で、半襦袢に直すので、
とても柔らかくなって肌触り抜群で、涼しいです。

良く、店頭でお話するのですが、浴衣や最近、人気の綿着物は、
意外と涼しくはないし、汗をかくと、吸い取ってはくれるのですが、
蒸散性が少ないので、ベタベタしたり、そのまま、冷房の効いたところに行くと
かなりヒヤッとしてしまうのです。
ですので、枚数は増えるように思いますが、小千谷の半襦袢を着たほうが、
涼しいし、ベトつかず、汗をかいた着物で身体を冷やすこともありません。
小千谷の着物は、お仕立て直して、襦袢にも直せますし、駄目になって捨てると云うことはありません。

僕は、小千谷の半襦袢にステテコ、博多の無双の伊達締めをし、小千谷の着物を着て、正絹の角帯をしてますので、化学製品を一切身につけていません。
なので、もし、事故や震災にあって野たれ死ぬようなことがあっても、
かなり早く土に同化することが出来、地球に迷惑かけ無いので、
「死んでもエコ。」と笑ってお話します。

洗濯も楽ですし、麻は、消臭性も高いし、
冬は、体温の保温性が良いので、僕は、一年中「小千谷の半襦袢と小千谷のステテコ」で快適で、便利な着物生活をしています。

今では、かなりのカラーリングに、女性物もお作りしていますので、
是非、実物と、かなり使い込んで柔らかくなったものもありますので、
お店に見にいらしてください。